デュエマの世界観について…… その5
どうもtanyです。
最近めっきり暑くなってきてしまって
お兄さん汗でべとべとだよ!
アイスの「ブラックサンダー」が旨すぎてお腹壊しそうだよ! っていうか壊したよ!
ゴロゴロゴロゴロってお腹がうるさいよ
そんでもって突然のスコールに全身ずぶ濡れになる不安定な季節だよ!
雷もうるさいよ!
……ハッ! 雷!?
というわけで今回は前回の記事でちらりと話題にあった
「メカサンダー」さんについてだよ!
なんか狙ったかのような前フリはもう忘れて!
通常「求道者」という命名ルールがあるメカサンダー。
進化すると「開眼者」となり「クーカイ」や「シンラン」といった、実際に存在する僧侶の名が続く。
ということで「メカサンダーは仏教を意識したデザインをしている」という知る人ならば誰もが知っている事実。
しかし、なぜ非進化メカサンダーは足がなく、進化メカサンダーは立派な4本足が生えるのか。
これも何か仏教に関係があるのかな? といった疑問が残っていました。
まぁ仏教とか詳しくないですが、分からないなりに調べてみました。
なので誤認などあるかと思われますが生暖かく見守って下さい。
イラストを見てみますとメカサンダーって
①日本や中国の武将のような甲冑を着ている
②鬼のような形相、手、容姿
③珠、玉、球、数珠
①に関しては「閃光の求道者ラ・ベイル」や「雷珠の求道者ラ・バルザ」なんかは違う気がしますが
鬼のような手に、数珠のような珠が見受けられます。
まさに雷神そのものやないか!
とMr.べーター風に突っ込みたくなります←
まぁパーツパーツは雷神を意識しているかもしれませんね
ですが「足」については雷神では説明できません。
実は「足」という言葉は仏教由来で現在もたくさん使われています。
足るを知る:簡単に言うと「それで充分であると悟る事」の意味。
足を洗う:裸足で修行をした僧が、足についた泥を俗界の煩悩と例え、払い落としてから仏業に入ることから。現在では悪事から身をひく、仕事を辞める事を意味する。
などなど、仏教由来で「足」はよく使われます。
仏教において足は結構大切であり、象徴的な使い方をされたりするようで
「仏足石」というものがあります。
これはお釈迦様が入滅(お亡くなりになられた)後、彼の足跡を型取り、礼拝の対象にするために作られたものです。
また足跡には転法輪が記されており、平たく言うと仏教の教えが記されています。
つまり、お釈迦様が説法するために各地を歩くことは、この転法輪が足跡として地に記されることであり、
仏教の教えが輪のように連なるということを意味します。
とにかく「足」は仏教でも大切な体の一部であり、移動の手段=仏教を広めることを象徴しているのですね!
当たり前ですが仏教を広めるとは悟りをひらいた者、つまり「開眼」した者が行うのであり、
広めるには「足」がなくてはなりません。
だから開眼者には「足」が生える、のではないか!?
というアプローチ。どうなんでしょう?←
求道者って実は仏教とキリストのどちらにでも出てくるのですが、呼び名がそれぞれ違います。
日本では「ぐどうしゃ」、キリスト教では「きゅうどうしゃ」と呼ぶそう。
デュエマでは「きゅうどうしゃ」とルビが振ってありますが、イラスト的には仏教をモチーフにしていますので、
飽くまで呼びやすさを優先した結果かと。
しかしメカサンダー特有の名前が異を唱えるわけでして
英語版では求道者の部分を「seeker」と訳しているんですね。まぁ当たり前か。
加えて名前が「ラ・ビュー」とか「バイル」とか、何だが英語のよう。
とりあえず英訳できたのは以下の4体。
「陽光の求道者ル・パーレ」→ [Ur Pale] となりPale=淡い、青白い と言った意味が。
「雷撃の求道者ラ・ガイル」→ [La Guile] となりGuile=企み、狡猾 を意味します。
「閃光の求道者ラ・ベイル」→ [La Veil]となりVeil=ベール、かぶり布
「爆雷の求道者ガラ・ガンダール」→ [Gandar] となり、「ガラ」の部分は不明。Gandarは雄の鵞鳥を意味します。
他のメカサンダーはとりあえず僕の辞書には載ってなかったです。
また接頭語? それとも冠詞? よくわかりませんが「ラ」とか「レ」とか「ル」とか、
必ずついてますが、これはなんですかね? フランス語? ドイツ語?
「La」はフランス語っぽいですが…いやいや言語知識なんて日本語でも危うい僕が下手に推測したらダメだ。
分かる方がいらっしゃればいいのですが…
その他のメカサンダー英語表記
雷電の求道者ラ・ビュー:「Ra Vu」
風撃の求道者ラ・バイル:「Ra Byle」
暴風の求道者フ・レイル:「Fu Reil」
聖弓の求道者レ・ビール:「Re Bil」
飛雲の求道者ダバ・トーレ:「Dava Torey」
う〜ん、どれも載ってない。分かる方コメ宜しくです←
こうしてみるとメカサンダーって
名前は外国語読みで
イラストは仏教
を意識しているのかもしれません。
「求道者」という2つの側面を持つ言葉を、1つのカードとして扱うに際しこういった方法がとられたのかもしれません。
さてさて、ここまで話してきてまた1つ推測というか仮説をご紹介。
ズバリ、「ミステリートーテムのデザインはメカサンダーをイメージして作られた!?」
こう言うと全部が全部メカサンダーをもとに作ったのかと誤解されそうですが、違います。
ミステリートーテムはかの「孤高の願」を始めとした獣人たちが、
願いを込めて世界樹の木から作り出したものです。
何かを象徴したり、起源となるものをイメージして作り上げるので、トーテムの容姿は制作者の込めた願いや
思惑によって全然違ってきます。
「雷」の語源は「神鳴り」とされ、昔の人は雷を「神が鳴らしている、鳴っている」としていました。
雷が鳴れば「神様が怒っている」なんて恐れた事でしょう。
そんな現象が獣人の間にもあるとすれば、まさにメカサンダーもとい雷は、神が鳴っていると畏怖し敬意を示した事でしょう。
また豊島与志雄の「雷神の珠」という物語には、雷神が空から落ちてくるというシチュエーションがあります。
メカサンダーも空から落ちてくるのでしょうか?(笑)
”フ・レイルの背に光は、仙界特性「雷宝珠」。”とあります。
これは一度世界樹あたりに落ちてこないとダメですね(笑)
何が言いたいかと申しますと、闇文明の侵攻によって傷ついた自然文明のもとに、雷とともに落ちてきたメカサンダーを
獣人たち(特には孤高の願)は畏怖しまた尊敬の念を込めてトーテムとして作ったのではないか。
だってメカサンダーが落ちてくるまでは神さまだと思っていたのですから!
まさに人間が雷神と称して架空の生き物を屏風に描くように。
その荒々しくもたくましく、勇ましい姿に獣人たちも元気を貰ったに違いありません。
こう考えると獣人とメカサンダーの関係って結構深い。
僕的にはこの2体がメカサンダーっぽい
「恵みの化身」は鬼のような鶏冠と、奇抜な色使い。おそらくこいつが孤高の願の第一作ではないでしょうか。
フレーバーには
”世界樹の光を利用して、孤高の願はフィオナの森の古木に魂を吹き込んだ。”
とあります。まさに今作りましたー!って感じの書き方。さぞメカサンダーのイメージが強い事でしょう←
「殺戮の化身」はまず名前から。メカサンダーは空の殺戮者です。そしてこのトーテムには足がありません。
殺戮という言葉が出てくるメカサンダーは「雷電の求道者ラ・ビュー」。
偶然かマナコストもパワーも同じです。
ははは、考え過ぎですか(笑)
でもこういう妄想って楽しいですよね!
次回もこんな感じで。
ではノシ